2calendars

Clockwiseがサービス終了:Personal Calendar Syncの代わりをどうするか

Clockwiseは2026年3月27日に利用できなくなり、同期されていたプライベート予定もカレンダーから削除されました。Personal Calendar Syncの部分だけをどう置き換えるか、AIスケジューリング機能は何を使うかを整理します。

この記事にたどり着いた方はすでにご存じかもしれません。Clockwiseは、2026年3月27日以降は製品を利用できなくなること、カスタマーサポートも同日まで提供されること、そして全ユーザーデータがその直後に削除され、Salesforceへのデータ移管は行われないことを告知していました。カレンダーの設定、予約リンク、Focus Timeの設定もそこで失われました。

意外な落とし穴になったのは、カレンダーそのもので起きたことです。ClockwiseはFocus Time・Travel Time・Meeting Breaks、そしてPersonal Calendarの同期予定を含む、同社が作成したSmart Holdの予定が削除されると告知していました。最後の1つが静かな問題です。多くのClockwiseユーザーにとって、いちばん効いていた機能はAIスケジューリングではなく、プライベートのカレンダーが自動的に仕事用カレンダーの時間を埋め、同僚が生活の上に予定を入れてこなくなることでした。そのブロックは消え、新しく作るものもありません。

置き換えの判断を2つに分ける

Clockwiseはまったく性質の違う2つのものを束ねていました。両方を1つの製品で置き換えようとするのが、いちばんの遠回りです。

AIスケジューリングの半分 — Focus Time、会議の自動的な移動、Meeting Breaks、Travel Time、予約リンク。ここについてはClockwise自身がReclaim.aiと提携して推奨の移行先とし、移行ガイドを公開、Reclaim側も移行するチーム向けに100%の価格保証を提示していました。週の予定の断片化を解消することに価値を感じていたなら、これがいちばん素直な移行先であり、Clockwise自身が示した道でもあります。

Personal Calendar Syncの半分 — プライベートのカレンダーが仕事用カレンダーに非公開のブロックを置き、空き状況を正直に保つ機能。こちらはずっと狭く機械的な仕事で、AIの判断が要らないぶん、AIスケジューリングスイートより専用の同期ツールの方がうまくこなします。求めているのは、中身を漏らさずに、素早くブロックが現れることだけだからです。

Clockwiseユーザーの中には、そもそも後者しか必要としていなかった人が相当数います。それが当てはまるなら、時間管理の思想ごと乗り換える必要はありません。

Personal Calendar Syncを2calendarsで置き換える

2calendarsは、Googleカレンダーのアカウントについてまさにこの1点だけをやります。あるアカウントの予定を、変更から数秒以内のリアルタイムで、非公開のブロックとしてもう一方のアカウントにミラーリングすることです。

Clockwiseで使っていたもの2calendarsでの相当機能
Personal Calendar SyncGoogleカレンダーのアカウント間を数秒以内でリアルタイムにミラーリング
詳細を出さずに同期されるプライベート予定初期設定が「予定あり」ブロック(タイトル・説明・場所・参加者なし)
カレンダーごとの同期設定接続ごとの設定+ルール([nosync] は同期しない、[urgent] は必ずミラーリング)
プライベート1つを仕事用へGoogleアカウントを何個でも。双方向は独立した2本の一方向経路として動作
Focus Time、Meeting Breaks、Travel Time、予約リンク対象外(AIスケジューリング側はReclaim.aiを参照)

Clockwiseから来る方に、特に伝えておきたい点が2つあります。

1つ目は、プライバシーが「探して有効にする設定」ではなく初期値であることです。すべての接続は、その接続で明示的に全詳細やカスタムタイトルをオプトインしない限り、予定を素の「予定あり」ブロックとしてミラーリングします。プライベートの予定名が、社内の半分が読める仕事用カレンダーに漏れる、という事故がそもそも起こりようがありません。

2つ目は、方向を経路ごとに自分で決められることです。2calendarsの双方向同期は統合ではなく独立した2本の一方向経路なので、「プライベートは仕事用の時間を埋めるが、仕事用はプライベートに一切触れない」は回避策ではなく普通の設定です。それぞれの経路が固有のプライバシー設定とルールを持ちます。

分かりやすい制約もあります。2calendarsは設計上Google専用です。仕事用カレンダーがMicrosoft 365やOutlookなら、これはあなたのためのツールではなく、複数プロバイダー対応の同期サービスを探すべきです。Googleカレンダー同期ツールのおすすめ比較ではそうした選択肢も扱っています。

終了後に組み直す手順

Clockwiseは自分が作った同期予定を削除していったため、移行するものも掃除するものもありません。仕事用カレンダーは単に「仕事の予定だけが載っている状態」に戻っています。置き換えはインポートではなく、新規の接続作成です。

  1. プライベートのカレンダーを持つGoogleアカウントと、仕事用カレンダーを持つGoogleアカウントを接続する
  2. プライベート → 仕事用の一方向接続を作り、プライバシー設定は初期値の「予定あり」のままにする
  3. 直近のプライベートの予定が、仕事用側に詳細なしのブロックとして現れるか確認する
  4. 必要な場合だけ、逆方向の経路を追加し、仕事の「予定あり」もプライベート側に出す(プライバシー設定は独立)

これで終わりです。所要は1分ほどで、Freeプランは接続1つをクレジットカードもトライアル期限もなくカバーするため、定番の「プライベート → 仕事用」構成ならそれで足ります。

ミラーリングの仕組みは2つのGoogleカレンダーを同期するガイドを、「予定あり」ブロックの挙動を詳しく知りたい場合はGoogleカレンダーの予定の詳細を「予定あり」ブロックで隠す方法をご覧ください。

Personal Calendar Syncを失って、とにかくそれだけ戻したい方へ。無料ではじめられます。接続1つ、クレジットカード不要、約60秒で利用開始できます。

よくある質問

Clockwiseはいつ終了しましたか?
Clockwiseは、2026年3月27日以降は製品を利用できなくなること、カスタマーサポートも同日まで提供されることを告知していました。あわせて、全ユーザーデータはその直後に削除され、Salesforceへのデータ移管は行われないとしています。
Clockwiseがカレンダーに入れていた予定はどうなりましたか?
ClockwiseはFocus Time・Travel Time・Meeting Breaks・Personal Calendarの同期予定を含む、同社が作成したSmart Holdの予定がカレンダーから削除されると告知していました。つまり、仕事用カレンダー上にブロックとして表示されていたプライベートの予定は消え、新しく作るものも存在しません。
Clockwiseの代わりに何を使えばよいですか?
どの部分に依存していたかによります。AIスケジューリング側についてはClockwise自身がReclaim.aiを案内しており、Reclaimは移行するチーム向けに価格保証を提示していました。一方で本当に困るのがPersonal Calendar Sync(プライベートのカレンダーが仕事用カレンダーの時間を静かに埋める機能)なら、Googleカレンダーのアカウント間についてはその1点に特化した2calendarsのような同期ツールが代わりになります。

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